2013年8月23日金曜日

これからが藪蚊が盛る季節


お盆を過ぎても続く連日の猛暑も、朝から降り続く雨のおかげで幾分和らいだ感じがする信州高山村です。

これから9月いっぱいが、藪蚊が活躍する本番の季節です。虫刺されの塗り薬・蚊取り線香・殺虫剤の準備は万全なんですが、作業中に藪蚊を発見すると確実に集中力が削がれます。昔?は躍起になって殺虫剤片手に藪蚊を追い掛け回したんですが、ここ数年 体力と気力に衰えがあるようで…

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動輪制作

取引先からの依頼で、教会に納めるスイングベルを制作しました。
施主様とお話させていただき。ベルを動かす動力を伝えるため動輪を使う設計になりました。








こんな感じで出来上がった動輪は楢材の4本スポークタイプです。

そして出来上がったスイングベルです。(裏側から撮影)







2013年4月16日火曜日

夜桜そして干し柿のミルフィーユ 

中塩のしだれ桜(4月16日)


本日、2013年4月16日の【中塩のしだれ桜】ライトアップです。僕の作業場から見下ろせる処にございます。
昨日は3分咲き程度だったのに、今日の暖かさで7~8分咲まで進んだようです。明日あたりから本格的な見ごろを迎えるんじゃないかと思います。見物においでの方も、まだ まばらで、さほど注意を削がれることなく仕事ができます。
ここ高山村には名所となる一本桜が数あるのですが、本年は多忙で他の桜の開花状況を確認していません。

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昨年末の話ですが、時折立ち寄るcafeで珈琲に【干し柿のミルフィーユ】を添えて下さった事があり、とても美味しくいただきました。そして、その美味しさを自宅でも味わうべく調理用の型を作ろうと思ったのです。
因みに【干し柿のミルフィーユ】は、薄くスライスされた干し柿とバターを交互にサンドしたもので、僕がcafeでいただいたものは、キャラメル箱程度の型に詰められたモノを 素材の縞模様が綺麗に見えるようにスライスされたモノでした。
まずはヒバの端材があったので、粗木取りしました。で、木取りしたまま数日が過ぎ、調理素材として用意した干し柿が、一つ減り二つ減り・・・
結局、ミルフィーユを作るための干し柿が無くなってしまいました。せっかくカルピスバターまで用意したのに・・・ついつい つまみ食いしてしまう自分の意地汚さにあきれるのでした。

最後に残った干し柿


2013年1月8日火曜日

Grizzly G0462ドライブ改造

主にスピンドル製作に用いている米国メーカーの木工旋盤Grizzly G0462。(生産国 中国)
この木工旋盤、モーターの回転を可変プーリーとVベルトを介してメインシャフトに伝達しているのですが、標準のVベルトがなんとなく腰が無く安っぽい感じで、最高回転数域でVベルトがたわんでしまい空回り現象が起き 回転数とトルクが落ちてしまう現象が・・・

メカの強い友人に相談すると、なにやら現機の寸法を取り始め 数日後に対策部品を製作してくれました。それがこれ!!


Vベルトのたわみを取るテンショナーです。詳細は以下の動画で・・・


中々の優れものです。回転数及びトルクの落ちは解消されました。この旋盤の動力伝達システム、回転数を可変するたびにベルトが横移動するのですが、ちゃんとプーリーの巾に収まっています。動画で確認しづらいけどベルトライン(アライメント)にやや無理な力が働いています。インターネットで情報を集めると、純正Vベルトの寿命が1年程度と短命だとか?Vベルトから高価なリンクベルトに変更対策してる方もいらっしゃるようです。
標準のVベルトが巾1/2インチ 円周625ミリ。通販サイト【Monotarou】でこのサイズのVベルトを探すも見つからず、円周635(25インチ)ミリなら豊富にありました。テンションプーリーが付いた事で多少のベルト長の変化にも対応できますし、安価で入手しやすいVベルトが使える事が大きな利点だと思います。
とはいえベルト交換の頻度は少ないに越したことはありません。Vベルトの代わりに耐久性が見込めるスクーターのドライブベルトで流用できるものを探してみましたが、ベルト巾が合いませんでした。タイミングベルトには流用できそうなものがありましたので、いつか試してみたいと思います。

参考:今回使用したテンションプーリーはフランスの自動車メーカー【プジョー】のタイミングベルト用テンションプーリーを自作ステーに取り付けた・・・との事。カバーに干渉することもありませんでした。製作してくれた友人に感謝!

2013年1月2日水曜日

2013本年もどうぞよろしくお願いいたします。

なかなか更新作業できず放置気味のウェブログで申し訳ありません。

この冬が本格的な寒さを向かえる前にすすめようと考えていた事を、昨年の11月の始めに実行しました。
2011年のエントリーで取り上げたストーブの再改造です。熊本の家具作家である葛城氏が取り入れたソーダストストーブの手法を、薪に置き換え 更に耐久性を求める事を目的にしました。


まずは、底板部に灰受けを設置。


灰を落とす為の穴あけ加工を施したロストルを設置。


柄のついた灰取り(灰受け)皿を置く。


中心に100mmの穴あけを施した5mmの鉄板を据える。コレだけで燃焼効率は非常に高くなる。



2本の二次空気道(アングル)をストーブ内法いっぱいに取り付けた。アングルには1本につき2箇所の空気吐き出し口を設けた。そして内燃焼室に、今までのペール缶より一回り大きく厚く重い缶を置いた。



空気漏れを最小にするようガスケットをクッションにして、天板枠(五徳受け)をはめ込んだ。



二次空気取り入れ口はロストルの下。取り入れ量の調節は、マグネットシートで塞ぐことにしました。実際燃焼させると、勢い良く空気を取り入れています。実際、この二次空気を利用するシーンとしては、一次空気の取り入れ口を塞いでしまうような、鉋屑などを大量に放り込んだ時ぐらいしか有用性を感じませんが、有ると無いとでは大違いです。

このストーブ、燃焼室底部に開けられた穴が肝で、灰受けなどの制約が無ければカールファンネル状の取り入れ加工をすれば空気の流入はもっとよくなるはずです。穴の大きさを絞れば流速は速くなりますが、穏やかな燃え方はしません。何事もバランスなのですね。

因みに、ベースとなっているホンマ製作所の【ストーブカマド SKS-510】ですが、僕が購入した時よりもお安くなっていました。(詳しくは2011年のこのエントリーで)