2009年6月28日日曜日

湧き水?選

ウェブログ更新をちょっとサボり気味で申し訳ありません。

僕は信州の高山村で仕事をしていますが、あまりこの村の事は知りません。
という事で、ウェブログのネタ探しをかねて村内を散策しました。

すると、湧き水場を見つける事ができました。
生憎、梅雨時だというのに空梅雨気味で湧き水は出ていませんでした。近所のおじいさん曰く、この湧き水場の上方に用水があって、そこから溢れでた水が地中を通って流れてくるそうです。

そして湧き水場の全景。
想像するに、古くから湧き水場がここに存在し、後から土留め工事が行われたものだと思いますが、一風変わった風景に感動しました。

ご近所のおじいさんが、「ここにも湧き水があるよ」と指差す先にも別の湧き水場がありました。

解りづらいですが、杉の木に針金で固定された湧き水の文字。その下に塩ビパイプが・・・
今度、水が流れている頃を見計らって湧き水を味わいたいと思います。

※高山村は水中(みずなか)地籍の湧き水です。

2009年6月21日日曜日

小刀

うちで使っている刃渡り三寸の【小刀】です。僕の場合ですけど手道具の中では出番の少ないけど、無いと困る道具です。
小刀っていう道具は、比較的 刃先を多用するので動作をコントロールしやすいように刃元に指を添えて作業します。添えた指が切れないように刃元は切れを止めて使うのが一般的?なようです。


僕の場合ですけど、研いだ刃を刃元だけ丸くする作業が面倒くさいので、鞘を自作して作業しています。
手道具って各々の作業者の手先の延長であり意思を表現する道具です。同じ名称の道具であっても、百人百様のカタチや機能美があって不思議というか奥深いです。

2009年6月16日火曜日

キッチンプラン

キッチンのお仕事もやっています。
新築プランの際、奥様の意見がもっとも重要視される場所ですね。

木材を扱う人間が言うのもなんですが、カウンタートップは木じゃないほうが好きです。
仮に木材のカウンタートップにするなら、自然塗料と呼ばれるモノは避けたほうが良いと思います。

ちょっと時間が無いので・・・今日はおしまい。
続きは未定。  

2009年6月13日土曜日

Hand Clap


数年前に、某音楽大学のステージで初めて聴いたハンドクラップ。
拍手を含む打音で編成された楽曲に感動した事を思い出しました…

思い出すきっかけになったのがYou Tubeの動画でした。

ストーリーのある楽曲でノリノリになった気持ちのまま仕事を続けます。

2009年6月10日水曜日

入梅




「関東甲信越は梅雨入りしました」とラジヲからの情報。
本日の信州高山村は笹曇りのお天気です。工房の周りでは、葱坊主の蜜に有り付くアブや雨乞い中のアマガエル、幼虫を捕食する蜘蛛。 と各々の日常を過ごしています。

僕はというと、日常とはちょっと違う事務処理にてこずっています。
もう上半期のまとめの時期なんですね・・・

2009年6月8日月曜日

引き出し・抽斗・ひきだし

ここ数日仕事に集中していたので、このウェブログの更新は8日ぶりになりました。
写真は桐の文机(全景でなくてゴメンなさい)。施主様宅から伐採し、製材からアク抜きまで1年と数ヶ月の時を費やした桐材を使用しました。

この文机、抽斗が横並びで2杯ございます。半仕込み・半カブセといった抽斗の形状です。

「開いた抽斗を閉めると、他方の抽斗が開き始める。う~ん良い仕事をしているね」なんて神話じみたお話をされる方もいらっしゃいますが、単に
職人たちは開け閉めしやすいように空気の逃げ道を作っているだけの事だったりします。

僕も抽斗の開け閉めは基本的にガタが無く軽いのが好きなので、抽斗を閉めたときに圧送される空気を他方の抽斗に逃がすようにしていますが、他方の抽斗にモノを詰め込んだ状態の時などは思うように空気が逃げてくれず、開け閉めが重くなってしまいます。

裏板下部に施した空気穴(逆さ状態で撮影してます)

ですから、補助的に外部に空気を逃がす加工を施しておけば、実際に使用する段階でも極端に抽斗の開閉が重くなることはありません。
桐材の抽斗の場合、底板は通称?「ベタズリ」といって抽斗箱の下側から接着剤や木釘などを用いて圧着するのが一般的です。これは桐材が柔らかい為、下部に掛かる抵抗を分散させる目的だと理解しています。
当然、抽斗の開閉時に棚口とこすれる面積が大きくなるので、各部材の木目方向によっても開閉時の抵抗が変わってきます。

余談ですが、八分通しと呼ばれる桐箪笥や安価な桐箪笥を除いて、一般的な桐箪笥の側板や棚口などは正面から見た厚みのまま後ろまで(奥行き)とおして有る訳ではありません。正面から奥行き45ミリ~60ミリ程度は厚さを保ち、その奥は空気の逃げ場としての空間が確保されています。

2009年6月2日火曜日

バンドソーの刃 その2

5月22日のエントリーでも触れましたが、現在使用しているバンドソーの刃は1インチ6山です。(実際に計ってみると7山)
出入りの業者さんが持ってきてくれるのですが、使用感を教えてと仰るので「ゆるい曲げ挽きには、帯の腰の緩さが丁度良く具合はいいですよ。でもリソー(挽き割り)だと抵抗が大きい」と伝えたところ、後日1インチ4山の刃を持ってきてくれました。帯じたいの腰入れもリソー向けに強くして有るそうです。
まだ試していませんが楽しみが増えました。

2009年6月1日月曜日

16年間もの懸案事項をやっと・・・

独立当初に中古品をただで頂いてきたコンプレッサーのVベルトを交換しました。
16年前に頂いた時に、すでにVベルトはヘタッていたのは承知していましたが、良くぞ切れずに頑張ってくれたと感謝するばかりです。

交換前のベルトは切れる寸前?な状態でベルトの張りはユルユルでした。ついでにエアークリーナーも自作品(換気扇カバーを流用)に交換。水抜きドレンバルブもレバー式のボールバルブに交換しました。

コンプレッサー殿。まだまだ頑張ってくださいね。