2016年4月15日金曜日

お見舞い申し上げます

4月14日に発生した熊本を震源とする地震で被害に遭われた皆様。深くお見舞い申し上げます。


東日本大震災や、その翌日に発生した長野県北部地震の傷跡がまだ癒えていない中、私たちの住む日本列島は地震列島なんだと再認識すると共に、災害時に於いて人と人との結びつきが如何に大切か と云うことを実感しております。


2016年4月13日水曜日

小さな丸テーブルの修理。続々…

前回エントリーからの続きです。
概ねスタイルを追い込んだアーチ状の脚部を取り付けます。
組み立て用に脚部に残しておいた出っ張りに、紐を絡めて圧着します。組み上がったら、出っ張りを切り落とし最終的なプロポーションを整えて塗装しました。
元の木材はマホガニーでしたが修繕に使用した木材はニヤトーという木です。
本来もっていたイメージを崩さないように強度を上げた修繕が完了しました。

2016年4月11日月曜日

ちいさな丸テーブルの修理。続…

前回エントリーの続きです。





蟻ホゾの脇を脇鉋に属する ひぶくら鉋を用いて仕込んでいきます。
現行のホゾ穴は個所によって微妙に大きさが違うので、それぞれに合わせた仕込み作業になります。

仕込み具合を確認したら、アーチ状の脚部を粗木取りして仮組し全体のプロポーションの確認。

次回エントリーに続きます。



2016年4月7日木曜日

ちいさな丸テーブルの修理

以前、修理にお預かりした小さな丸テーブル。
海外でお買い求めになった手作り品とのことで愛着があり今後も永く使いたいとご希望。風合いを損なうことなく折れた脚部を修繕してゆきます。

お客様自身が補修された箇所もございましたが、アーチ状の脚そのものを作り直したほうが良さそうなので とりあえず抜去します。

細いアーチデザイン形状のため、どうしても木目が途切れてしまうので折れやすい状態でした。少しでも改善しようと若干木目を交差させて奇数枚で積層した素材を使うことに。
丸テーブル心棒に取り付ける為のホゾの加工をします。ホゾ穴の深さや巾を計測して機械で粗加工します。心棒には蟻溝、アーチ状の脚には蟻ホゾという接合なので、これからホゾ部分を逆台形に削り仕込んでいきます。
次回につづきます…

2016年4月5日火曜日

今年の桜前線は足早?

工房近くの【中塩のしだれ桜】 本日の蕾状況
例年より桜前線の訪れが早いようです。

2016年4月3日日曜日

徒然

工房に差し込む陽射しも暖かく感じるこの頃です。
あと半月程度で当地も桜が満開でしょうか?
桜の開花時期は 人出が多くなり工房を訪れる見知らぬ方も増えます。
昔はそれぞれ対応していましたが ここ数年は作業が止まってしまうのを避けるため入り口を締め切っています。

2016年4月1日金曜日

経年による疲労

工房で使用している薪ストーブは、薄い鉄板で作られているにも関わらず5シーズンを過ぎようとしています。
内部に別建ての燃焼室として5ミリ厚程度の鉄板の寸胴を使っているので長持ちしている方だと思いますが、それでも経年による疲労はあちらこちらと散見できます。



扉はその最たる状態で、2シーズン程度使うと高熱による捻じれが著しく現れます。
大きく開いた隙間から空気が流入することによって燃焼効果が損なわれること以前に非常に危険です。過去に一度扉だけ取り寄せ付け替えた経緯があるのですが、再度取り寄せても同じことの繰り返しなので違う解決方法を友人に委ねました。

それがコレ!友人の選択した解決方法。【矯正ギブス】




見かけはゴツクなりましたが、捻じれは矯正され 安定した燃焼が戻りました。重量が増した扉の蝶番にかかる負荷も心配いらない程度ですし かえって開け閉めが安定した感じがします。
友よ。ありがとう~