この冬が本格的な寒さを向かえる前にすすめようと考えていた事を、昨年の11月の始めに実行しました。
2011年のエントリーで取り上げたストーブの再改造です。熊本の家具作家である葛城氏が取り入れたソーダストストーブの手法を、薪に置き換え 更に耐久性を求める事を目的にしました。
まずは、底板部に灰受けを設置。
灰を落とす為の穴あけ加工を施したロストルを設置。
柄のついた灰取り(灰受け)皿を置く。
中心に100mmの穴あけを施した5mmの鉄板を据える。コレだけで燃焼効率は非常に高くなる。
2本の二次空気道(アングル)をストーブ内法いっぱいに取り付けた。アングルには1本につき2箇所の空気吐き出し口を設けた。そして内燃焼室に、今までのペール缶より一回り大きく厚く重い缶を置いた。
空気漏れを最小にするようガスケットをクッションにして、天板枠(五徳受け)をはめ込んだ。
二次空気取り入れ口はロストルの下。取り入れ量の調節は、マグネットシートで塞ぐことにしました。実際燃焼させると、勢い良く空気を取り入れています。実際、この二次空気を利用するシーンとしては、一次空気の取り入れ口を塞いでしまうような、鉋屑などを大量に放り込んだ時ぐらいしか有用性を感じませんが、有ると無いとでは大違いです。
このストーブ、燃焼室底部に開けられた穴が肝で、灰受けなどの制約が無ければカールファンネル状の取り入れ加工をすれば空気の流入はもっとよくなるはずです。穴の大きさを絞れば流速は速くなりますが、穏やかな燃え方はしません。何事もバランスなのですね。
因みに、ベースとなっているホンマ製作所の【ストーブカマド SKS-510】ですが、僕が購入した時よりもお安くなっていました。(詳しくは2011年のこのエントリーで)
2 件のコメント:
明けましておめでとうございます。
こちらこそ、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
よく考えられていますね。素晴らしい。
空気の流れを操作できれば色々応用できそうですね。
inuさん。
こういった工作って何気に愉しいんです。
ストーブ本体の強度が足りないのが残念です。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。
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