2010年10月30日土曜日


昨日の夕刻に撮影した当地の夕日。赤く焼けた西の空が印象的でした。これも台風が近づいている影響でしょうか?

台風14号の経路が心配されます。くれぐれもご用心を・・・

2010年10月29日金曜日

【螺旋】 YouTube動画より



【家具職人歴45年の技】と題された動画です。
螺旋に曲げられてゆく木材。いとも簡単に曲がってゆくように見えますが、実際は下準備を含め大変な作業なんだろうなぁ・・と思います。通常、曲げる木材の外周に鉄帯という金属を添えて曲げる事が多いのだけど、この動画は なにも添えずに加工しています。

家具の総合メーカーとしての意識の高さが伺える、山形の多田木工の仕事風景を収めた動画を見て感じた事。それは、僕も今年に入って、曲木の講習会に数回参加しましたが、具体的なカタチ作りには至っていないという稚拙な実感です…頑張ろうっと。

2010年10月27日水曜日

Book


本のある風景といいましょうか?色んなブックシェルフの写真を掲載しているミニブログ。
book lover never go to bed alone】http://bookshelves.tumblr.com/

整然と並べられた本や、雑然と積み重ねられた本の数々。
本に囲まれる暮らしってカッコいいなぁと思わせる写真が素敵です。
書籍の収納といった見方をすると、木工業を営む僕にデザインのヒントを与えてくれる 刺激あるミニブログです。

2010年10月18日月曜日

一枚板を削る。仮想平面のありがたみ


上の写真は、NCルーターという機械で 長さ2550ミリ程あるマカバの一枚板の仮想平面を出しているところです。(外注先の中村ウィンド様にて撮影)


切削前の厚みが約70ミリの一枚板の両面を捻じれを取るように削って50ミリ程度になるまでまで加工しました。


仮想平面が保たれた状態から、手鉋で仕上げていきます。


上の写真で左上が、鉋をかけた跡。右下がNC機械で仮想平面をフライス加工した跡です。
フライス加工で残った刃物跡を鉋で綺麗に仕上げていけば、一枚板の平面出しと厚さ決めが終わります。

精度も高い仕上げを望む事ができますし、手鉋作業が非常に楽になる仮想平面加工をしてくれた工作機械の恩恵をヒシヒシと感じます。

2010年10月14日木曜日

英国発

(via dezeen)

英国発、様々なデザインシーンを伝えてくれる【dezeen.com
以前より よく見ていたサイトです。英語版なので、もっぱら写真だけを眺めては 素敵なデザインの数々に憧れを抱くだけでした。
最近になって、日本語版として発信している【DESIGN CHANNEL】があることを知りました。
UK発デザインマガジンDEZEEN というカテゴリーに移動すると、本家サイトからセレクトされた記事を読むことが出来ます。

「なにを今更…」といわれそうなエントリーではありますが 、今日はこの辺で。。

2010年10月13日水曜日

雑感

たまにですが、モノ作りについて ふと考える事があります。
木材の動きや木目方向、強度確保や適材適所、そして用途など。そういったシガラミを一切忘れてデザインし具現化してみたいと・・・そんな思いを触発させてくれる写真を見かけたので紹介します。


上の写真は、写真を共有するコミュニティーサイト【Flickr】で見つけたんですが、鉢置き台でしょうか?ちっちゃな珈琲テーブルでしょうか??いずれにせよ 僕は なんともいえない味わいを感じます。
実際はどのように作られているか解りませんが、2枚の板を鎹(かすがい)で橋渡しした天板に対し、釘で止めただけのような脚部。多分ぐらつくとこもあるでしょうが、そんな事を問題視する事さえ忘れさせてしまう シンプルなまでの佇まいが好きです。

2010年10月12日火曜日

step stool


乱雑に積み重ねられた踏み台。

良く見て頂くと、木製の踏み台が混じっています。



この木製踏み台は、僕が作業用に使っている自作ステップスツールです。凄く大雑把な作りですが、奥行き・間口方向の傾斜角をそれぞれ違えた【柱建て四方転び】で作られており しっかりしています。残念な事に折りたたみ出来ないこととアルミ製に比べて若干重いのが難点ですが、スツールとして時には珈琲テーブルとして作業場で活躍しています。


2010年10月7日木曜日

色彩 YOU TUBE動画より



【チーフインクメーカーが情熱をもって作り出す、色彩やインク・ワニス。】
というような説明が記されてると思います。

粘度の高いエナメル塗料を混ぜ合わせるシーンからスタートしているので、油絵の具?かとも思いましたが、果たしてどうなんだろう?

最近では、日本語さえ怪しく思える語学力の低い僕に、誰か正解を教えてください!

2010年10月2日土曜日

水分で潤い補給



栗材で出来た無塗装のラウンドテーブルの修理依頼を受け、反ってしまった天板の補正中の風景です。
縮んでしまった面に霧吹きで加水し、梱包用ラップで水分の放散を防ぐようにして放置しておきます。


わかりづらい写真ですが、反ってしまった天板の反り具合を見るために直線の出た定規を当てて 数値を読み取ってみます。


約16ミリの高低差。



数時間後の計測では、約12ミリに減少しています。




翌日に計測してみると6.5ミリ。更に減少しています。(頑張れ~と心の声・・)



作業を始めてから約30時間。途中で加水を繰り返しながら ようやく2ミリ程度まで減少しました。



概ね反りを抑えた状態で、天板裏側にL字アングルを埋め込んで 大まかな修正が終わりました。