2011年9月26日月曜日

続飯(そくい)

続飯(そくい)とは
【飯粒をヘラでつぶして、練って作った粘り強い糊。古くから桐や杉材などの接着に用いてきた。「そっくい」とも言う。】理工学社 木材工芸用語辞典より

僕が続飯(そくい)を使うのは、充填用のパテを作る時くらいです。(続飯と使用木材の粉を練り合わせる)
聞くところによると、刀の鞘作りや表具などにも続飯(そくい)が使われているらしいです。

さて、その続飯(そくい) ちょっと困った現象を招くことがございます。
古い桐箪笥を直しながら思うのは、「虫もご飯が好きなんだなぁ」と云う事。
板の幅ハギに用いられた続飯(そくい)を狙って虫が入り込みます。よって板ハギ部分が切れ、ボコボコした状態になります。
ひょっとしたら続飯(そくい)が原因で虫を呼び込んでいる訳じゃないのかも知れませんが、続飯(そくい)の接着層に虫の食害が多く見られるのは事実です。
どなたか詳しい方がおりましたら教えてください。

このエントリーを書いていて思い出した事があります。数年前、つくばの某研究所から木材を侵食する害虫の資料をコピーして送ってもらったんですが、どこに仕舞ったのか行方知れずのままだった事を…ちゃんど探さなきゃ。

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