2013年1月8日火曜日

Grizzly G0462ドライブ改造

主にスピンドル製作に用いている米国メーカーの木工旋盤Grizzly G0462。(生産国 中国)
この木工旋盤、モーターの回転を可変プーリーとVベルトを介してメインシャフトに伝達しているのですが、標準のVベルトがなんとなく腰が無く安っぽい感じで、最高回転数域でVベルトがたわんでしまい空回り現象が起き 回転数とトルクが落ちてしまう現象が・・・

メカの強い友人に相談すると、なにやら現機の寸法を取り始め 数日後に対策部品を製作してくれました。それがこれ!!


Vベルトのたわみを取るテンショナーです。詳細は以下の動画で・・・


中々の優れものです。回転数及びトルクの落ちは解消されました。この旋盤の動力伝達システム、回転数を可変するたびにベルトが横移動するのですが、ちゃんとプーリーの巾に収まっています。動画で確認しづらいけどベルトライン(アライメント)にやや無理な力が働いています。インターネットで情報を集めると、純正Vベルトの寿命が1年程度と短命だとか?Vベルトから高価なリンクベルトに変更対策してる方もいらっしゃるようです。
標準のVベルトが巾1/2インチ 円周625ミリ。通販サイト【Monotarou】でこのサイズのVベルトを探すも見つからず、円周635(25インチ)ミリなら豊富にありました。テンションプーリーが付いた事で多少のベルト長の変化にも対応できますし、安価で入手しやすいVベルトが使える事が大きな利点だと思います。
とはいえベルト交換の頻度は少ないに越したことはありません。Vベルトの代わりに耐久性が見込めるスクーターのドライブベルトで流用できるものを探してみましたが、ベルト巾が合いませんでした。タイミングベルトには流用できそうなものがありましたので、いつか試してみたいと思います。

参考:今回使用したテンションプーリーはフランスの自動車メーカー【プジョー】のタイミングベルト用テンションプーリーを自作ステーに取り付けた・・・との事。カバーに干渉することもありませんでした。製作してくれた友人に感謝!

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