家の片づけなどをしていたら、10年近く前と推定される未現像の使い捨てカメラが5台ほど出てきた。
早速、現像・プリントに出したけど 放っておいた時間分 色合いに劣化がみられました。
そんな劣化フィルムからプリントした写真の多くの被写体を占めていたのが、当時飼っていたヌコ。
猫って、最初にこうやって小さな穴を開け やがては自分の視野や動線を確保するために穴を拡大してゆくんですよね。
穴あけも困りますが、なんといっても家財にツメトギされるのは辛いです。猫のツメトギを観察していると、木質や木目に好みがあるように思えます。どちらかというと広葉樹より針葉樹、年輪部分の硬軟差大きいモノ、目通りの良い柾目。要はエゾ松や杉などを好むように思えます。市販されている猫用ツメトギ板なんて見向きもしません・・・(当時の飼い猫はそうでした)
世の中には猫のツメトギ研究会とかあるのかな?『自分なりに研究して対策製品なんか作れば 大当たりして、猫のツメトギ御殿が建つのも夢じゃない!!』っていうささやかな夢が芽生えてきました。
2012年3月11日日曜日
夜叉の実
『夜叉の実』 または『夜叉五倍子(やしゃぶし)』と呼ばれるのは、里山の雑木林等に植生しているハンノキに生る実の事です。
僕は ハンノキを家具用材として製材されたものは見たことはありませんが、同じ扱いとされるアルダーと呼ばれる輸入材は使ったことがあります。製材された表情は桜のような木目で桜より柔らかな素材で扱いやすいです。
さて、その夜叉の実の活用法として煮出した汁を染料として使ったり、弱酸性を好む魚の水槽にいれたりされるそうです。
僕はもっぱら桐箪笥の仕上げ用染料として使っています。煮出した染料は柿渋のような濃い色合いになります。
煮出した染料が濃い色だからと言っても顔料と違って隠ぺい力が無いので、このまま桐材に塗っても大した着色力はありません。この染料に砥の粉(僕は黄色と白のブレンド)を混ぜて桐に擦り込みます。濃色だった染料よりも顔料である砥の粉の色に近い仕上がりに成ります。そういった結果を見ると、砥の粉の繋ぎとしては水でも構わないんじゃ?とも思えます。ではなぜ夜叉の実を煮出した染料を用いるのか?その理由の一つとして僕が思うのは、仕上がった桐箪笥は浴びる日差しによって若草色や浅黄色に表情を変えることがあるのですが、それが夜叉の実染料のチカラなのではないか?と思えるのです。
夜叉の実を煮出した染料は桐箪笥以外に和紙を古めかしく仕上げたり、根付の染めに使ったりするそうです。
備考:だし汁と同じで、最初に煮出した染料を一番夜叉・出がらしを煮出してとる染料を二番夜叉と呼ぶ。(当地だけ?)
僕は ハンノキを家具用材として製材されたものは見たことはありませんが、同じ扱いとされるアルダーと呼ばれる輸入材は使ったことがあります。製材された表情は桜のような木目で桜より柔らかな素材で扱いやすいです。
さて、その夜叉の実の活用法として煮出した汁を染料として使ったり、弱酸性を好む魚の水槽にいれたりされるそうです。
僕はもっぱら桐箪笥の仕上げ用染料として使っています。煮出した染料は柿渋のような濃い色合いになります。
煮出した染料が濃い色だからと言っても顔料と違って隠ぺい力が無いので、このまま桐材に塗っても大した着色力はありません。この染料に砥の粉(僕は黄色と白のブレンド)を混ぜて桐に擦り込みます。濃色だった染料よりも顔料である砥の粉の色に近い仕上がりに成ります。そういった結果を見ると、砥の粉の繋ぎとしては水でも構わないんじゃ?とも思えます。ではなぜ夜叉の実を煮出した染料を用いるのか?その理由の一つとして僕が思うのは、仕上がった桐箪笥は浴びる日差しによって若草色や浅黄色に表情を変えることがあるのですが、それが夜叉の実染料のチカラなのではないか?と思えるのです。
夜叉の実を煮出した染料は桐箪笥以外に和紙を古めかしく仕上げたり、根付の染めに使ったりするそうです。
備考:だし汁と同じで、最初に煮出した染料を一番夜叉・出がらしを煮出してとる染料を二番夜叉と呼ぶ。(当地だけ?)
2012年1月17日火曜日
本年もよろしくお願いいたします。
昨年末から本日に至るまでそれなりに多忙で、このブログを更新するのが43日ぶりです。新年を迎えてから随分と時間が経過していますが、本年もよろしくお願いいたします。
昨年末、年度内に片付けてしまおうと誓った案件が仕事も含めて数件ありました。
車の整備もその一つで、ここ1年ほどセルモーターの不調を感じていました。イグニッションキーを回してもセルモーターが始動しない事がたまにあるのです。何回かキーを回しなおすと始動するのですが、不具合の出る頻度が多くなってきたので メカと電装に詳しい友人に尋ねたところ、口頭で不具合を説明しただけで「セルモーターに電流を流す接点が減っている」と回答をいただいた。そのまま友人に部品調達から修理までお願いすることにした。
車両は、トヨタ100系ハイエースバンのスーパーGL(平成8年式)である。
ボディーの傷みも目立つが、頑張っている。昨年11月末には240,000㌔に達した。
バッテリーも弱っていたので交換しようと思い価格を調べるが、結構なお値段にびっくり。
通販サイト『MonotaRo』で手ごろな価格のバッテリーを購入し交換した。
そして年末ギリギリの12月31日の午後3時に、整備をお願いしていた友人が電装部品と工具類を持って来てくれた。
友人の見立て通り、スターター接点の消耗が原因でした。
銅製3ミリ厚のL型部品が、スパークによって0.3ミリまで減っています。
部品を交換し、生まれ変わったかのような快調ハイエースをもって新年を迎えることが出来ました。
友人に感謝せずにはいられない。
2011年12月5日月曜日
2011年11月18日金曜日
和の色 日本の伝統色
楢という木材を木材工芸辞典で調べると「ぶな科の樹木、広葉樹で環孔材。心材は暗灰褐色。辺材は灰褐色。以下云々・・・」とある。
さて、一般的には暗灰褐色・灰褐色とはどんな色なのだろう??
ということで 『和色大辞典』というサイトで調べてみました。
でも解りません。探し方が悪いのかディスプレーに映し出された数ある和色を眺めていると、目がチカチカとしてきて探し出す気になりませんでした。
たぶん、灰色がかった褐色(茶色)を灰褐色・さらに深く濃い色を暗灰褐色というのでしょう。
若干 話は逸れますが、塗装の色見本にしろ生地の色見本にしろ、小さなサンプルではイメージし難いですね。色の打ち合わせ(イメージのすり合わせ)にはいつも悩みます。パソコンの画面や色見本帳では、自然物や製品の持つ色合いを伝えきれないのでしょう。
しかし改めて 日本の伝統色の呼び名に触れてみて、実質の色は解らないけど呼び名で曖昧ではあるけれど何となくイメージできるっていうのも素晴らしいなと思います。
注※ 僕にはイメージ出来ない呼び名もたくさんありました。
さて、一般的には暗灰褐色・灰褐色とはどんな色なのだろう??
ということで 『和色大辞典』というサイトで調べてみました。
でも解りません。探し方が悪いのかディスプレーに映し出された数ある和色を眺めていると、目がチカチカとしてきて探し出す気になりませんでした。
たぶん、灰色がかった褐色(茶色)を灰褐色・さらに深く濃い色を暗灰褐色というのでしょう。
若干 話は逸れますが、塗装の色見本にしろ生地の色見本にしろ、小さなサンプルではイメージし難いですね。色の打ち合わせ(イメージのすり合わせ)にはいつも悩みます。パソコンの画面や色見本帳では、自然物や製品の持つ色合いを伝えきれないのでしょう。
しかし改めて 日本の伝統色の呼び名に触れてみて、実質の色は解らないけど呼び名で曖昧ではあるけれど何となくイメージできるっていうのも素晴らしいなと思います。
注※ 僕にはイメージ出来ない呼び名もたくさんありました。
2011年11月17日木曜日
2011年11月15日火曜日
金○
11月も半ば、日を追うごとに吹く風も冷たく感じるようになりました。
今回のエントリーもスートーブカマド ネタで・・・
アルコール飲料のコマーシャル動画に登場しているのがストーブカマド。製造元のホンマ製作所によって、金○のコマーシャル用に作られたワンオフのストーブカマドらしいです。普通に販売されているストーブカマドは、焚口ガラスの縦横比が若干 横長なのですが、金○のコマーシャルに登場するストーブカマドの焚口ガラスは縦長で より炎の揺らめきを楽しむことが出来そうなタイプですね。
雑感その1:
薪や炭などの木質燃料はいいですね。結露とか無縁?ですしノドに優しいです。
雑感その2:
仕事場のストーブカマド越しに女優の壇レイさんの幻影が現れ、優しく語りかけてきそうです。
さて、仕事に励むとします。。
今回のエントリーもスートーブカマド ネタで・・・
アルコール飲料のコマーシャル動画に登場しているのがストーブカマド。製造元のホンマ製作所によって、金○のコマーシャル用に作られたワンオフのストーブカマドらしいです。普通に販売されているストーブカマドは、焚口ガラスの縦横比が若干 横長なのですが、金○のコマーシャルに登場するストーブカマドの焚口ガラスは縦長で より炎の揺らめきを楽しむことが出来そうなタイプですね。
雑感その1:
薪や炭などの木質燃料はいいですね。結露とか無縁?ですしノドに優しいです。
雑感その2:
仕事場のストーブカマド越しに女優の壇レイさんの幻影が現れ、優しく語りかけてきそうです。
さて、仕事に励むとします。。
2011年11月9日水曜日
現代農業
朝、工房入口に置かれていた青梗菜(チンゲンサイ)とカブ。近所の農家の方が届けてくださったようです。 一日のスタートに、こんな素敵なプレゼントがあるというのは好いです。
ご近所の農家の皆様へ。いつでも新鮮なお野菜を受け付けていますので、工房入口にそっと置いていって下さい。ありがたく頂戴いたします。 謝々・・・
さて本日のエントリー、農家の皆様の愛読書?農文協発行の『現代農業』12月号が面白いという話題です。
前回のエントリーで、工房の薪ストーブを入れ替え、人様の工夫を取り入れて暖をとっているとお伝えしましたが、2011年12月号の『現代農業』にも工夫がたくさん詰まっていました。
何十万円もする(煙突工事費を含めれば百万円超え)高価なストーブでなくても、改造によって完全燃焼を実現しているレポートや、近年自作される方が多いロケットストーブや独自ストーブの開発例、そして薪に纏わるアレコレといった記事が多く読み応えがありました。興味がある方は、今すぐ書店にGO~!
もしもですよ。アマゾンでネット購入を考えてる方がいらっしゃいましたら、ウッドフォーラムのトップページにリンクがございますのでご活用くださいませ。
http://www.wood-forum.jp/
ご近所の農家の皆様へ。いつでも新鮮なお野菜を受け付けていますので、工房入口にそっと置いていって下さい。ありがたく頂戴いたします。 謝々・・・
さて本日のエントリー、農家の皆様の愛読書?農文協発行の『現代農業』12月号が面白いという話題です。
前回のエントリーで、工房の薪ストーブを入れ替え、人様の工夫を取り入れて暖をとっているとお伝えしましたが、2011年12月号の『現代農業』にも工夫がたくさん詰まっていました。
何十万円もする(煙突工事費を含めれば百万円超え)高価なストーブでなくても、改造によって完全燃焼を実現しているレポートや、近年自作される方が多いロケットストーブや独自ストーブの開発例、そして薪に纏わるアレコレといった記事が多く読み応えがありました。興味がある方は、今すぐ書店にGO~!
もしもですよ。アマゾンでネット購入を考えてる方がいらっしゃいましたら、ウッドフォーラムのトップページにリンクがございますのでご活用くださいませ。
http://www.wood-forum.jp/
2011年10月26日水曜日
冬を迎える前に
作業場のストーブが かなり傷みが激しくなってきたので、入れ替えることになりました。
これまで使っていたストーブは確か台湾製の鋳物ストーブで、鋳物の質が悪かったけれど7年程頑張ってくれました。
そして今回入れ替えたストーブは、本間製作所製で 薄い鉄板をプレスやらスポット溶接して作られた【ストーブカマドSKS-510】です。
今回 入れ替えるにあたって、どんなストーブがいいのか悩んでいたところ、熊本で家具を製作なさっている鯛工房の葛城さんが綴る【孤雲野鶴(こうんやかく)】を拝見したのが決定に至る要因となりました。
購入してすぐさま加工です。上蓋部分の多重五徳に取っ手を付けたり、諸々の加工を施して若干 耐久性を高くしました。そのほとんどは葛城さんが試行錯誤で得たノウハウを真似ただけの加工で恐縮なのですが、さすが燃焼効率は高いと思います。諸情報を公開なさっている葛城さんに感謝申し上げます。
ストーブ自体は鉄板が薄いので耐久性は望めないものの、鋳物ストーブと違ってすぐ温まるのはいいですね。全く不満が無いわけではありませんが、充分 自分を納得させるだけのストーブになりました。(あくまでも改造は自己責任で)
因みに購入先はこちらで19000円(送料込)でした。 (もしリンク先で購入を決意したからと言って、アフィリエイトとか登録していないので僕の得にはなりません。)
追記:
本来なら その年の初火入れは、戌の日に火の神様にお神酒を添えて行うのですが、寒さに耐え切れずに火入れをしてしまいました。
これまで使っていたストーブは確か台湾製の鋳物ストーブで、鋳物の質が悪かったけれど7年程頑張ってくれました。
そして今回入れ替えたストーブは、本間製作所製で 薄い鉄板をプレスやらスポット溶接して作られた【ストーブカマドSKS-510】です。
今回 入れ替えるにあたって、どんなストーブがいいのか悩んでいたところ、熊本で家具を製作なさっている鯛工房の葛城さんが綴る【孤雲野鶴(こうんやかく)】を拝見したのが決定に至る要因となりました。
購入してすぐさま加工です。上蓋部分の多重五徳に取っ手を付けたり、諸々の加工を施して若干 耐久性を高くしました。そのほとんどは葛城さんが試行錯誤で得たノウハウを真似ただけの加工で恐縮なのですが、さすが燃焼効率は高いと思います。諸情報を公開なさっている葛城さんに感謝申し上げます。
ストーブ自体は鉄板が薄いので耐久性は望めないものの、鋳物ストーブと違ってすぐ温まるのはいいですね。全く不満が無いわけではありませんが、充分 自分を納得させるだけのストーブになりました。(あくまでも改造は自己責任で)
因みに購入先はこちらで19000円(送料込)でした。 (もしリンク先で購入を決意したからと言って、アフィリエイトとか登録していないので僕の得にはなりません。)
追記:
本来なら その年の初火入れは、戌の日に火の神様にお神酒を添えて行うのですが、寒さに耐え切れずに火入れをしてしまいました。
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