2011年11月18日金曜日

和の色 日本の伝統色

楢という木材を木材工芸辞典で調べると「ぶな科の樹木、広葉樹で環孔材。心材は暗灰褐色。辺材は灰褐色以下云々・・・」とある。

さて、一般的には暗灰褐色・灰褐色とはどんな色なのだろう?? 

ということで 『和色大辞典』というサイトで調べてみました。


でも解りません。探し方が悪いのかディスプレーに映し出された数ある和色を眺めていると、目がチカチカとしてきて探し出す気になりませんでした。
たぶん、灰色がかった褐色(茶色)を灰褐色・さらに深く濃い色を暗灰褐色というのでしょう。


若干 話は逸れますが、塗装の色見本にしろ生地の色見本にしろ、小さなサンプルではイメージし難いですね。色の打ち合わせ(イメージのすり合わせ)にはいつも悩みます。パソコンの画面や色見本帳では、自然物や製品の持つ色合いを伝えきれないのでしょう。


しかし改めて 日本の伝統色の呼び名に触れてみて、実質の色は解らないけど呼び名で曖昧ではあるけれど何となくイメージできるっていうのも素晴らしいなと思います。

注※ 僕にはイメージ出来ない呼び名もたくさんありました。

2011年11月17日木曜日

脱力して得るモノ

『ウッドフォーラム』というサイトを立ち上げたばかりの頃は、妙に力んでいたなぁ。
最近では、善いのか悪いのか変な力みも抜けた『ウッドフォーラム』です。

2011年11月15日火曜日

金○

11月も半ば、日を追うごとに吹く風も冷たく感じるようになりました。
今回のエントリーもスートーブカマド ネタで・・・









アルコール飲料のコマーシャル動画に登場しているのがストーブカマド。製造元のホンマ製作所によって、金○のコマーシャル用に作られたワンオフのストーブカマドらしいです。普通に販売されているストーブカマドは、焚口ガラスの縦横比が若干 横長なのですが、金○のコマーシャルに登場するストーブカマドの焚口ガラスは縦長で より炎の揺らめきを楽しむことが出来そうなタイプですね。

雑感その1:
薪や炭などの木質燃料はいいですね。結露とか無縁?ですしノドに優しいです。
雑感その2:
仕事場のストーブカマド越しに女優の壇レイさんの幻影が現れ、優しく語りかけてきそうです。

さて、仕事に励むとします。。

2011年11月9日水曜日

現代農業

 朝、工房入口に置かれていた青梗菜(チンゲンサイ)とカブ。近所の農家の方が届けてくださったようです。 一日のスタートに、こんな素敵なプレゼントがあるというのは好いです。
ご近所の農家の皆様へ。いつでも新鮮なお野菜を受け付けていますので、工房入口にそっと置いていって下さい。ありがたく頂戴いたします。 謝々・・・

さて本日のエントリー、農家の皆様の愛読書?農文協発行の『現代農業』12月号が面白いという話題です。
前回のエントリーで、工房の薪ストーブを入れ替え、人様の工夫を取り入れて暖をとっているとお伝えしましたが、2011年12月号の『現代農業』にも工夫がたくさん詰まっていました。

 何十万円もする(煙突工事費を含めれば百万円超え)高価なストーブでなくても、改造によって完全燃焼を実現しているレポートや、近年自作される方が多いロケットストーブや独自ストーブの開発例、そして薪に纏わるアレコレといった記事が多く読み応えがありました。興味がある方は、今すぐ書店にGO~!

もしもですよ。アマゾンでネット購入を考えてる方がいらっしゃいましたら、ウッドフォーラムのトップページにリンクがございますのでご活用くださいませ。
http://www.wood-forum.jp/

2011年10月26日水曜日

冬を迎える前に

作業場のストーブが かなり傷みが激しくなってきたので、入れ替えることになりました。
これまで使っていたストーブは確か台湾製の鋳物ストーブで、鋳物の質が悪かったけれど7年程頑張ってくれました。
そして今回入れ替えたストーブは、本間製作所製で 薄い鉄板をプレスやらスポット溶接して作られた【ストーブカマドSKS-510】です。
今回 入れ替えるにあたって、どんなストーブがいいのか悩んでいたところ、熊本で家具を製作なさっている鯛工房の葛城さんが綴る【孤雲野鶴(こうんやかく)】を拝見したのが決定に至る要因となりました。
購入してすぐさま加工です。上蓋部分の多重五徳に取っ手を付けたり、諸々の加工を施して若干 耐久性を高くしました。そのほとんどは葛城さんが試行錯誤で得たノウハウを真似ただけの加工で恐縮なのですが、さすが燃焼効率は高いと思います。諸情報を公開なさっている葛城さんに感謝申し上げます。
ストーブ自体は鉄板が薄いので耐久性は望めないものの、鋳物ストーブと違ってすぐ温まるのはいいですね。全く不満が無いわけではありませんが、充分 自分を納得させるだけのストーブになりました。(あくまでも改造は自己責任で)

因みに購入先はこちらで19000円(送料込)でした。 (もしリンク先で購入を決意したからと言って、アフィリエイトとか登録していないので僕の得にはなりません。)

追記:
本来なら その年の初火入れは、戌の日に火の神様にお神酒を添えて行うのですが、寒さに耐え切れずに火入れをしてしまいました。

2011年9月27日火曜日

私事

先週末の事、ギャラリーカフェを営んでいる知り合いのブログ見ていたんです。
オーナーが綴るブログには「間もなく閉店します」との内容に、居ても立ってもいられなくなり訪ねて行きました。
片道80数キロをバイク(カブの方ね)で訪れたのは、軽井沢にあるギャラリーカフェ『春や』さん。
何分にも私的ではありますが、こちら『春や』のオーナーには、戦友といいますか・同志というか・はたまた親分と崇めている というか・ そんな感じで僕が一方的に慕っていまして、そのオーナーが生き方の一部分として閉店を選んだ事にやや哀愁を覚えました。
 軽井沢周辺に住む友人も誘ってカフェで珈琲をいただきました。飲み終えた珈琲の器に、更に哀愁を重ねる僕でした。

今回のエントリー、まとまりのない文章で僕の寂しい気持ちしか書いていませんが、『春や』のオーナーにとっては、ご自身と調和をとるために前向きな閉店なんだと思います。

『春や』さんのホームページ http://www8.plala.or.jp/haruya-karuizawa/index.html
追記:11月初旬をもって『春や』さんのホームページが閉鎖しました。

2011年9月26日月曜日

続飯(そくい)

続飯(そくい)とは
【飯粒をヘラでつぶして、練って作った粘り強い糊。古くから桐や杉材などの接着に用いてきた。「そっくい」とも言う。】理工学社 木材工芸用語辞典より

僕が続飯(そくい)を使うのは、充填用のパテを作る時くらいです。(続飯と使用木材の粉を練り合わせる)
聞くところによると、刀の鞘作りや表具などにも続飯(そくい)が使われているらしいです。

さて、その続飯(そくい) ちょっと困った現象を招くことがございます。
古い桐箪笥を直しながら思うのは、「虫もご飯が好きなんだなぁ」と云う事。
板の幅ハギに用いられた続飯(そくい)を狙って虫が入り込みます。よって板ハギ部分が切れ、ボコボコした状態になります。
ひょっとしたら続飯(そくい)が原因で虫を呼び込んでいる訳じゃないのかも知れませんが、続飯(そくい)の接着層に虫の食害が多く見られるのは事実です。
どなたか詳しい方がおりましたら教えてください。

このエントリーを書いていて思い出した事があります。数年前、つくばの某研究所から木材を侵食する害虫の資料をコピーして送ってもらったんですが、どこに仕舞ったのか行方知れずのままだった事を…ちゃんど探さなきゃ。

2011年9月25日日曜日

新聞広告

古い箪笥を修理再生する機会がここ数年増えています。
引き揚げてきた修理物件の中には、敷き紙として使われていた時代掛かった古新聞が残されていることがままあります。
(昭和49年の地方紙広告
そんな古新聞に掲載されている広告が当時のモダンな雰囲気を醸し出しています。
 (昭和49年地方紙広告)
 「当時のモダン」と書きましたが、モダンの意味が示すように、まさしく現代でも通じるお洒落な感じです。(僕自身のセンスにて判断…)

2011年9月8日木曜日

書棚に似合う置時計

 

いったい、どんな時にアイデアって閃くのかな?…と感心してしまうデザイン。

オランダの時計ブランド【KARLSSON】のTable clock Book。書棚じゃなくデスクに置いてあっても、心癒す時を伝えてくれそうです。
Karlsson】>PRODUCTS でご覧になれます。

話は変わりますが(私信です)、こういったデザイン的ギミック を含んだモノづくりを、長野市内にある工房でコツコツと作られているAさん お元気ですか?また仕事の邪魔にならない程度に遊びに伺います。
Aさんのホームページ

2011年9月7日水曜日

野生の恐怖に立ち向かってみました


スズメバチと巣を駆除。いやぁ~怖かった。。
仕事や生活に差しさわりのない場所で彼ら(蜂)が活動することは気にしないけれど、今回の駆除したモノは、軒下にあるコンプレッサーという機械の脇に置いてあったオーディオスピーカーの中に4階建て構造の巣を設営したからタマラナイ。
「最近、やけにスズメバチが多いなぁ」などと思っていたけれど、まさか巣作りされているとは思っていなかった。
さっそく蜂の駆除用殺虫剤を買ってきてから、冬用の厚手のジャンパーを着込み目出し帽をかぶり手袋をして肌の露出を避ける格好をして駆除作業をしました。
駆除中、数匹のスズメバチと視線が合う度に恐怖を覚えながらの作業でした。きっと必死の形相で駆除していたと思います。

バックロードと呼ばれるスピーカーボックスに開けられた穴を出入り口に、彼らの巣作り・子育ては営まれていた。彼らには絶好の設営場所だったに違いない。どうかこの時期、皆さんの処でも周りを見回して蜂の飛翔など見かけたら、念のため気を付けていただきたいと思います。