2009年4月19日日曜日

実用と観賞用

だいぶ前の事ですが、大手オークションサイトを利用して喫煙具のパイプを購入しました。
オークションサイトに掲載されていた写真は、見た目は格好良く それでいて凄く安価。しかも新品・・・
MADE・IN・中国の品なのですが、確か900円位だったと記憶しています。

手元に届いたパイプで、早速煙をくゆらすと・・・・パチンと目の前でパイプが弾けた!!
「お~眼鏡を掛けていて良かった。下手をすれば失明だ~」
煙草で熱せられたパイプ木材の中の空気が膨張して塗装膜が風船のように膨れ上がり、膨張に耐え切れなくなった塗装膜が破裂したのです。

純然たるウッドパイプは【ブライヤー】と呼ばれる木材が使われる事が多いのですが、中国製という事とあまりに安価な為、きっと訳のわからない木材を使ってるんだろうなぁ・・と落札前から予想はしていました。破裂した塗装膜の隙間から伺える木材の正体は把握できませんでしたが、たまぁに見かけるアジア圏の貨物パレットに使われていたような赤く硬い木材でした。

何より欠点というか、やってはいけない事は皮膜を形成する塗料を使って製品の仕上がりを綺麗に統一している事だと思います。コレでは膨張した空気の逃げ場がありません・・・
詳しい事は知りませんが、パイプってワックスや胡桃油のような皮膜を形成しない仕上げだと思います。下地の木目を覆い隠して、分厚いウレタン樹脂で皮膜を作りピッカピカなパイプ。。。。う~ん これって観賞用だったのか??出品者はそんな事記載していなかったぞ???
まぁ、即返品・返金に対応してくれたから、良かったけど・・・

今思えば返品せずに、切断して使われていた木材を詳しく調べてみれば良かったと思います。

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