2009年4月24日金曜日

枘先の面取り

枘(ほぞ)の入り面を取る時に多用するのが、ベルトエッジサンダーという木工機械。
非常に加工スピードが上がります。でも、枘の加工寸法によっては、胴つき面の角まで削ってしまいそうになるのが欠点です。そういう場合は潔く手で削っています。手で削る場合、僕は豆際鉋という道具を使います。2枚枘なんかの場合は細かい部分まで、刃先が入り込むので重宝しています。

この写真のように、一度に沢山の枘組をしなきゃならない場合は、入り面を取る重要性をヒシヒシと感じます。実際、このような組み立ての場合、雄木に対して雌木に掛ける圧力を可変しながら組み立てるのですが、文章で説明できるほど 僕は文才?が無いので・・・

因みに、写真の木材は【木曽ヒノキ】です。僕の心の中では、【羊羹より高い木】と呼んでいます。
同じ体積なら、羊羹よりも木曾ヒノキの方が値段が高いと思っているから。。。まぁピンキリですけどね。
木材にも産地ブランドがあり 値段の格差もあります。写真の仕事の指定では【木曾ヒノキ】で、実際に指定された産地のヒノキを使っているんですけど、実は最初【裏木曾ヒノキ】と呼ばれる岐阜方面のヒノキを材木屋さんに探してもらってました。でも乾燥材が見つけられず【木曾ヒノキ】を購入しました。
決して【裏木曾ヒノキ】が材質的に劣るわけではありませんが、シャネルやグッチとかいうブランドと、それらのコピー品的イメージを持つ人もいるようです。

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